2018年03月06日

ポリエステル着物のこと。

こんにちは、おあつらえ・臼杵です。
3月、雛まつりも過ぎまして、春間近。

これかれ雪解けで足元が悪くなる季節
洗える着物、というもはやっぱり便利で活躍する季節です。

そんな時期に合わせて、
オリジナルのポリエステル着物をつくりましたよ、
という記事を先日書きました。

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そうそう、ポリエステル。
1月に、東レシルックフェア、をやったこともあり
最近とみに、ポリエステルの着物、を見直しているワタクシ。

とはいえ、なんとなーくあんまり良いイメージではないのは
結局のところ
「安っぽくない?」
ということではないかしら。

東レ・シルックの着物は、反物価格4〜5万円。
ポリエステルにしては高い!と店頭でおっしゃる方も。

たしかにそう感じるかも。

シルックは、その繊維・素材の機能性をつよく説明しがちですが
実は、染めも手間がかかっているのです。
先日、京都でメーカーさんの方とお話しましたらね。
シルック
→ でもポリエステル
→ なんとなく機械でプリントしてるんでしょ
そんなイメージですが、違うのです!
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正絹と同じように、一色ごとに型を使う手捺染。
手描き友禅のものもあります。
素材と染料が違うだけで
正絹と同じ工程で染めているのですって。

そのへんのこと、さかのぼったら
『七緒』35号(2013年秋)に書いていました。
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バックナンバーお持ちの方は、ひも解いてみてくださいね。

きちんと手をかけて作られた、機能的な素材の着物。
今の生活に合った、便利なもの。
昔の人だって、普段から絹を着ていたわけではありません。
その時代において実用的な素材としてあったのが
木綿や、ウール。
現代は、技術の進歩によって
ポリエステルという選択肢が増えたのだから
特別な時やおめかしの、絹
普段の気軽な、木綿・ウール・ポリエステル
上手に、使い分けたらいいな、と思うようになりました。

さて、そこで
じゃあ作ろう!ということになったオリジナルの着物。
これはなかなか、初めてのチャレンジでして。
やってみてわかることが、たくさんあったわけです。

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デジタルなものづくりって、そういうことか!
という。

今回つくった着物の染めは、
パソコン上でデータをつくって生地にプリントする、インクジェット。
これまた、何色使おうが自由自在、という
昔ながらの技法では考えられなかった
現代のテクノロジーが生んだ新しい方法です。

ただし、機械は人間の指示通り正確に仕事をしますので
こんなデータ上のミスも、正確にプリントします(笑)
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当たり前です。
が、職人さんの手仕事であれば
これをみつけたら修正しながら染めてくれるかも。

そして、色の指示も、正確に。
パソコンのモニターで見る色
紙に印刷してみた色
生地にプリントした色
一致するわけがありません。
そのための、カラーチャート。
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ちなみに、職人さんに染めてもらう場合の色の指示。
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こんなハギレの色見本を渡したりして
あとは、これより濃すぎないように〜とか
濁った色にならないように〜とか
ニュアンスとイメージを説明。
職人さんが、そこをくみ取ってよきように調整してくれます。
実にありがたい。

要するに、何がわかったかというと

デジタルな仕事も
結局、使いこなす人間のスキルが必要。
機械を作ったのも、人間ですからね。
今どきのポリエルテルって、なんとなく簡単に作られているイメージですが
ちゃんとしたものは、やっぱり人が丁寧に作っているのです。

そして、職人さんのありがたさ。
これを作る過程、たまたま
江戸小紋の廣瀬雄一さんと電話で話したら、こう一言。

「臼杵さん、そうです、塩梅、ですよ!」

ですって。

塩梅。あんばい。

そうですね。

塩梅、加減、頃合、様子を見て...

そんな、日本人らしい感覚の言葉。
手仕事にしかできない、微妙なこと。
こちらの思惑をくみとって、形にしてくれる職人さんの仕事。
実に、ありがたく、すごいなあと思うのでした。

さて、長くなりましたが
オリジナルの着物は、いま、夏物を仕込み中。
これ、すごーーーーく素敵になりそうです!
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こちらは4月にお披露目予定。

そんな4月にむけて
次回、重大発表をしますね。


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キモノハナ おあつらえ

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2018年02月26日

オリジナル着物を作りました。

こんばんは、おあつらえ・臼杵です。
ブログをさぼっているうちに
もう2月も終わりますね。
大島紬展とカレンブロッソオーダー会
足を運んでいただいた沢山の皆様、ありがとうございました。

春は新しいことをはじめたい季節。
新しい着物が欲しくなる季節(笑)。

そんな季節に向けて

ついに

キモノハナおあつらえ

オリジナルの着物を作りました!
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素材はポリエステル
2柄、それぞれ2配色。

先月、東レシルックフェアもやりましたが
最近とみに
ポリエステル、という素材を見直しております。

これからの雪解けの季節
足元が悪かったりすると
春らしい明るい色を着たいけど
汚れや泥はねが気になる・・・

そんなこともあったりしますよね

今は、本当に合成繊維が良くなっていているので
大人が安っぽく見えずに着られる上質なポリエステルが
充実しています。

いいものを作る科学技術が進んだ現代
普段に着物を着ようと思ったら
便利で良いものをうまく利用したらいいと思うのです。
もちろん
正絹なんて着なくても、ポリで充分!
という意味では、ないですよ。
天然素材や手仕事の魅力
テクノロジーの恩恵
使い分けたらいいと思うのです。

とはいえ
大人が着たい、ポリエステル着物。
巷で見かけるものをみると
お茶席向きの上品柄より、もうちょっと遊びたい。
かといってあまりにPOPすぎるのも、ちょっと。
柄のインパクトが強すぎて、コーディネートのパターンが決まってしまいがちなのも、むむむ。

と、いうわけで

前置きが長くなりましたが

つくりました!

大胆かつエレガントな
【ツボダレ】
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ノスタルジックな紫と
シックなチャコールグレイ。

古典ながらもポップな幾何学
【モダンタテワク】
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コーディネートしやすライトグレーと
個性とPOPも演出できる、チョコミント。

いずれも

1、反物

2、プレタ小紋
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3、プレタ羽織
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を作りました!

ご自分サイズにしたい、単衣にしたい、という方は反物で。

これを作るにあたっての顛末は
お話したいけれど長くなるので
また近日書こうと思うのですが
デジタルなものづくりって
職人さんと相談するものづくりとは
また違う発見があります
それを通じて
手仕事の職人さんのすごさがわかったりもして。

柄はどちらも、古典柄ベース。

でもね
常々思っているのですが
古典柄って、とってもモダン。

古典幾何学模様は
配色と組み合わせるもので
とってもイメージが変わります。

たとえば
モダンタテワクの、ライトグレー

古典な解釈をしたり
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モダンに味付けしたり
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楽しめる着物!

というわけで

続きはまた次回。

もちろん、店頭に実物を見にいらしてくださいね。
ご試着も。

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2017年11月23日

オリジナル西陣織【葵と鳳凰】。

こんにちは、おあつらえ・臼杵です。
今日は勤労感謝の日
皆様、日々のおしごとお疲れ様です。

先日の、HANA30周年祭。
おかげさまを持ちまして
たくさんのお客様にご来店いただき、無事終了いたしました。
まことにまことに、ありがとうございました。

ワタクシ臼杵も、30周年の短い歴史ですが
ふりかえりましてね
やっぱり、私の着物についての価値観と
コーディネートについての考え方は
夢工房、そして池田重子さん。
その影響が大きいことを再認識したのであります。
そのあたりのお話はこちら → HANAは30周年を迎えます。


池田重子コレクションにみる、アンティークの着物。
最近の私は、あまりアンティークを着なくなったけれど
大正〜昭和初期の上質な着物の世界は
当時小柄な日本女性が
大きく大胆な古典柄を身にまとっていた美しい世界。

そんなことを振り返っていたころに
はからずも
西陣・りんどう屋さんにお願いしていた
帯が織りあがってきたのでした。

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今回もお世話になりました
りんどう屋・佐々木さん。

今年最後のオリジナル商品
西陣織オリジナル名古屋帯・半幅帯
【葵と鳳凰】

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どーん!

テーマはずばり

古典へのリスペクト。

ザ・古典!という日本の吉祥モチーフ
潔く大胆な大きい丸紋

モダン志向の強い昨今に
古典の強さを見直したい、
そんなチカラのある帯です。

↑上の画像のダークブラウンと
配色違いのライトグレー。
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ダークブラウン(これ、すごくいい色の仕上がったの!)は
今シーズン魅せられてきた、深く鮮やか東洋のブルーをさし色に
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ライトグレーには
知的で上品な青磁色をさし色に。
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実はこの帯、アンティークの帯の復刻柄。
ワタクシ臼杵の手元にある帯をもとに
織っていただきました。
とはいえ、
現代的でスタイリッシュなイメージに合うように
配色とアレンジを加えて。
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半幅帯はこちら。

ダークブラウン
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ライトグレー
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半幅帯は、
ブルー系のさし色が入っている面と、入っていない面
両方おいしいスグレモノ。

カジュアルな紬から小紋まで楽しめる
光沢と存在感のある帯に仕上がっています。

さっぽろ地下街は、今日からクリスマスの抽選会もはじまって
なんとなく、にわかに年末感。
クリスマスのあとの、お正月をおもうと
日本の古典らしさのあるものを身に着けたくなります。

そんな気分にもピッタリの帯。
店頭ではすでにお披露目しております。

クリスマスにぴったりのこちらとともに
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会いに来てくださいね。

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2017年10月17日

オリジナル西陣織名古屋帯【雪華紋】2017版。

こんにちは、おあつらえ・臼杵です。
先日予告しました、
【KOMON HIROSE 江戸小紋フェア】10/21〜29のオハナシ。

まだまだお話ししたいことがありますが
今日はちょっと、そちらの話題は休憩。

京都の職人さんから、織り上がってきた帯!

キモノハナおあつらえ オリジナル柄
西陣織名古屋帯【雪華紋】2017バージョン。


限りなく黒に近い濃いグレーに
モノトーンとシルバーですっきりクールな
ブラック。
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明るい白地に、淡く上品な薄藤色と水色
上品に光るシルバーが優しい配色の
ホワイト。
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やっぱり、この帯名作です!
キレイです!!!
そんな、自画自賛。

こちらは、当店オリジナルの帯を作り始めた当初から人気の柄。
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毎年配色を変えて再販してきましたが
今年はバージョンアップ。

クリスマスなど
パーティー仕様のコーディネートも意識して
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キラリと光るシルバーを使い
お太鼓と前柄以外の部分にも
全体通して、同じ雪花の柄を地模様で織ってもらいました。

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ちょっぴり高級感があって、キラリと上品に光ります。
でも
紬にもコーディネートできる
光りすぎない、上品なきらめき。

織っていただいたのは、
もうすっかりお世話になっている、この方
西陣織りんどう屋・佐々木英人さん
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西陣に根が生えた
40代の伝統工芸士です。

今年は、シルバーを使いたいの!
クリスマスパーティーにも華やかだし。
でも、紬にも合わせたいから、ゴージャス過ぎてもいやなの!
という私の要望に
佐々木さんは考えてくれた結果
駒箔、という糸を使っていただきました。
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(この写真は金だけど、今回の帯は銀)

金糸銀糸、といってもいろいろあるんですね。
撚りのかかった銀糸ではなく
平らな糸で、ちょっと艶消しみたいな光りすぎない銀の糸。
これを織るのには扱いが難しいようですが
イメージ通り、さりげなく上品にきらりと輝く、
素敵な帯にしてくれました!

佐々木さんに織っていただいた、当店オリジナルの帯
【マジョリカタイル】もまだ若干在庫がごさいますよ。
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tile white.jpg

これから寒くなるのはいやですが
雪の結晶というモチーフは
本当にときめく柄。

カジュアルから、ちょっとよそゆきまで締めていただける
クリスマスやイベントの多い時期のドレスアップにも
楽しめる帯になっています。

雪の柄は、昔から日本人の心をとらえてきたようで
廣瀬さんのところの江戸小紋にも
雪輪の柄は何通りもありました。
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この【雪輪】というカタチは、平安時代からある柄で
雪の、ふわふわした感じを図案化したということ。

江戸時代半ば、顕微鏡というものにより
肉眼では見えない雪の形が
世にも美しい華である事がわかってから
より、人々は魅せられたようです。

当時けっこう流行ったみたいで
浮世絵の女性の着物の柄にもみられますね。
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この帯【雪華紋】に登場する雪は、
すべて実在する家紋。
日本の古典柄なんですよ。

触れると溶けて消えてしまう
白くふわふわ降ってくる雪が
拡大すると、実は八角形の華の形をしているなんて。
ロマンチックです。

江戸の昔から
図案やデザインにかかわる人は
さぞかしインスピレーションを受けた事でしょう。


そんなことを感じさせる柄が

江戸小紋の廣瀬さんに、ありました。

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この柄!
ほんとうに、見つけた時にドキドキしましてね。

古い型紙だそうなんです。

これ、帯に染めていただきました!

そんなわけで次回…

話は、廣瀬さんの江戸小紋にもどります!

素敵な染め帯と、廣瀬さんの江戸小紋のお話し
またおつきあいくださいませ。

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2017年09月11日

西陣と【マジョリカタイル】のこと。

こんにちは、おあつらえ・臼杵です。
今年最後の花火大会も終わり、秋の風情。

いろいろと盛りだくさんにご用意しています。
9/15㊎〜21㊍ 秋冬新作コレクション
いよいよ今週の金曜日。

ご紹介したいものはたくさんあるのですが
まずは、この話の続きをね。

当店オリジナルの西陣織の帯【マジョリカタイル】
織り上がりまして、発売しますよ、というお知らせ
をしましたが。
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この帯が出来るまで、のお話。

ここから
マニアックな長文になりますので(笑)
興味を持っていただける方はお付き合いください。

さて、ちょうど一年前
京都は西陣・りんどう屋さんで打ち合わせした後
その日のお仕事は終わり
行きたいところがありました。

京都やカフェめぐりお好きな方は、ご存じかも。
さらさ西陣。
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いつもお世話になっている、りんどう屋さんから徒歩約10分
大正期の銭湯だった建物をリノベーションしたカフェ。

古い建物が好きで、行ってみたかったのです。

そしてその日から

タイルの病に取りつかれたのでした。

だって
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一歩足を踏み入れると
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めくるめくタイルの世界。

そこで思い起こすに

古いタイルと言えば

私には、好きな建物がもう一つありました。

それは
北海道開拓の村に保存されている、
旧・近藤医院。
明治期の古平のお医者さんの建物。
トイレのタイルが可愛くって!
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気に入っていたのでした。

なんでも歴史的側面を調べたくなる私のこと、しらべましたとも。
このタイルこそ「和製マジョリカタイル」。

明治以降、西洋建築が増えていく日本で
イギリスの輸入タイルを模して造られたのがはじまり。
大正から昭和10年代という短い間にだけ
日本の陶器メーカーで作られたもの。

日本の職人の高い技術でつくられた
色鮮やかなタイルは、海外に輸出されて
いまも、台湾やベトナムの町並みには
日本製のマジョリカタイルが残っているんですって。
行ってみたい。

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日本国内では、
木造よりも衛生的という観点から
銭湯やお屋敷のトイレ(あと遊郭とか)
水回りから取り入れられていったとか。
当時としては、それまで木と障子の紙でできていた日本の家が
カラフルでピカピカ衛生的、近代の象徴!ハイカラ!


西洋に憧れた、戦前の職人が
いつしかその技術で、模倣を超えた素敵なモノをつくり
いまも、海外の町並みをいろどっているなんて、素敵です。

そんな、和製マジョリカタイルは、
明るく伸びやかで自由なデザインと色彩
洋を取り入れ和と融合し、さらにまた海外で愛された
エキゾチックでノスタルジックな香り

そしてタイル特有の
連なっていくことで、模様が広がっていく、不思議な感覚。
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100年前の日本人はすごいです。
東洋の島国にも、西洋を超えるものが作れるんだからね!と
高い技術を見せつける気慨と
創意工夫、自由な気風を感じます。

そんなタイル熱におかされながら
デザインして
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現代の西陣織職人・りんどう屋佐々木さんにご相談したのが、今年の春。
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「あのね、今年はタイルの柄を織っていただきたいの。」

「あー、マジョリカタイルですね。ええ帯になると思います。」

というわけで

西陣に根が生えている佐々木さんは、
さらさ西陣が、まだ銭湯だった時代にいったことがある、と言いました。
(1998年まで銭湯として営業していた)

日本国内の建物には、もうあまり残っていないマジョリカタイル。
西陣には建物まるごと残っていて
その西陣で、帯にしてもらうって、なんか素敵。

ということで
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そのあたりのことや
「タイル感を出してほしい」という
ボキャブラリーの足りない私の要求を
ちゃんとくみ取って、すてきに帯にしてくれました。

名古屋帯・ブラック
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名古屋帯・ライトグレー
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半巾帯も2配色
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地模様で、タイルが連なっていく感じと
ツヤのある立体感を出してもらいました。
良い感じ。

そんな話をね。
この一年、親しいお客様には散々していましたが

なんと

タイル好きは

私以外にもいるではありませんか!

でてくるでてくるタイル情報。

ある方は、九州の武雄温泉のタイルが素晴らしいことを教えてくれたり
(大正の建物で重要文化財。ここの浴槽のタイルが、北海道の近藤医院のタイルと同じなの!)
ある方は、常滑市の世界のタイル博物館が素晴らしかったと言い
(行きたい)
ある方は、和製マジョリカタイルをコレクションしていて
(ぜひ拝見したい)

そして、この方も!
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銀細工の帯留をお取り扱いさせていただいている
CRAFT kikuno さん。

彼女も時を同じくしてタイルにはまり
先ごろ、銀細工の帯留・Tile シリーズを発表しました。
これには、あまりにタイムリーでびっくり。
そんなきくのさんの作品も当店にございますので

タイルの帯に、タイルの帯留。

コーディネートしていただけます。
たまりません。

そんな、大人女子をとりこにする
和製マジョリカタイル。

これでも話足りないんですけど
もっと興味のある方は、店頭で語り合いましょう

あ、それと。

タイルは、やきものですから。
初対面でタイルの話に付き合ってくれた
すてきな愉快な、陶芸作家さんの帯留も
近日入荷します。

そのお話は、次回。

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